日頃の業務お疲れ様です。今月は警察が運用している「110番映像通報システム(全国)と「現在地認知システム(大阪府警独自)」をご紹介します。
”110番映像通報システムは、音声だけでは把握が難しい事件・事故等の現場の状況を、スマートフォン又はタブレット端末により警察に通報することができるシステムです”
110番通報をした方に対し、その通報に関する映像等をスマートフォンで撮影し、その映像を通信指令室へ送信していただくようお願いすることがあります。映像等の送信方法については通報時にお伝えしますので、是非皆様のご協力をお願いいたします。
① 通報時に「110番映像通報システム」を使用する場合の流れ

場面1
事故発生
女性:大変、交通事故だ!110番しよう!
場面2
警察官:はい、110番です。事件ですか?事故ですか?
女性:すぐそこで車が事故しています!
場面3
警察官:詳しい情報を確認するために映像の撮影にご協力いただけますか?映像送信にかかる通信費はご負担いただくことになります。
女性:協力します。
場面4
警察官:それでは、あなたのスマートフォンにSMS(ショートメッセージサービス)を送ります。
女性:SMSが届きました。
場面5
警察官:SMSに添付されているURLを開いてシステムを起動させてください。
女性:分かりました。
場面6
女性:今から撮影します。(画像を送信)
警察官:映像を確認しました
もし事故が起きた場合には必要に応じてこのシステムの利用も考慮しましょう。
②「現在地認知システム(大阪府警独自)」について
”110番したいけれど、ここはどこ?”
”標識で わかるあなたの 現在地”
携帯電話からの110番は年々増加していますが、通報者が自分の居る場所が分からないことも少なくありません。
大阪府警察では、府下全域で道路標識に番号シールを貼付して通報場所を検索するシステムを運用しています。
110番通報時に道路標識柱に貼付されたシールの番号(上3桁、下5桁)を通報していただきますと、通報場所がピンポイントで判明します(大阪府下のみ限定)

交通事故はもちろん、非常事態(事件・火事・急病等)に遭遇した時は子供やお年寄りでも発生場所(住所)が的確に通報できるので是非、覚えておきましょう。現在は大阪府警独自のシステムですが、全国の都道府県警察で導入できれば緊急車両の到着時間が短縮されるので今後に期待したいですね。
今日も「安全・安心・快適」な運行をお願いします。