日々の業務お疲れ様です。
今月は交通事故と損害についてお話しします。当然ですが誰も事故を起こしたくてする人はいませんが、事故が起きると様々な損失が発生します。
人的損失(治療関係費・慰謝料・逸失利益等)や物的損失(車両・修理・弁償等)は勿論、公的な損失(警察の事故処理費用・救急搬送費・被害者救済費用・裁判費用等)も発生します。これら交通事故によって日本全体で失われたお金は、令和2年度で約10兆円(参考値)もの損害金額となっています。この中で改めて皆様に考えていただきたいのは、上記以外の間接損害がある事です。
間接損害とは、例えば業務中の事故に関しては①社員の金銭的・時間的ロス(代務要員の人件費・治療・休業・見舞い等)②管理者や経営者の時間的ロス(お詫び・警察や監督官庁対応・再発防止策定等)③機会損失(送迎不可・引継ぎ等での生産性低下等)④顧客からの信用低下(企業イメージ低下・契約打切り等)のことです。
交通事故は加害者は当然ですが、被害者でも憂鬱で嫌な気分になります。事故経験者はお分かりだと思いますが当社でも事故が発生すれば「相手方」と皆様、担当部長、役員や担当保険会社、修理工場、警察、医療機関等 多方面まで通常の業務以外の「人」に影響が出ます。そのやり取りや処理関係で当社総務の仕事も増えます。事故当事者以外にもこれだけの「人」が関わっていることに今一度、認識を新たにして下さい。
起こってしまった事故は仕方ありませんが、①事故に遭わない防衛運転②「だろう運転」よりも緊張感を持った「かもしれない運転」③体調管理と焦りや慌てない意識を持つこと等「事故起こさない運転」を心掛けて下さい。
本日もトーコークオリティで「安心・安全・快適」な運行をお願いします。