道しるべno.71(2023年12月)雪道運転について

日々の業務お疲れ様です。年末を迎え今年も雪の季節がやってきました。

毎年この時期にお伝えしていますが改めて雪道運転の基本情報についてお話いたします。

雪道の運転で気をつけることは?雪の道路は危険がいっぱい ...

 

交通事故分析センターのデータによると2021年の全国の積雪時の事故件数は3556件(うち死亡事故は29件)でした。事故発生割合は路面凍結が50%・積雪が10%となっておりアイスバーンが特に危険である事が分かります。

雪道運転に備えて出来る事は準備しましょう。

①スタッドレスタイヤへの交換やタイヤチェーン等の用意②天気予報のチェック③時間に余裕を持って出発④比較的大きな幹線道路をメインに走行⑤ガソリン・充電を満タンに⑥ワイパーブレードの劣化確認⑦スクレーパー(氷や雪を削り取る道具)や長靴・軍手・ゴム手袋スコップ・ブースターケーブルを積んでおく等です。

雪道運転のテクニック

ご存知のように「スタッドレスタイヤの準備をしていれば安心」ではありません。凍結した道は、氷の膜が薄く道路が濡れただけに見える「ブラックアイスバーン」や路面が凍って鏡のようになった状態の「ミラーバーン」とがあり共に制動距離が長くなるので車間距離を広めにとり、いつもよりも早めに且つ丁寧に複数に分けてブレーキ操作をすることが重要です。また強風と大雪で視界が真っ白になる「ホワイトアウト」にも注意が必要です。

マジで危険】初めての雪道運転に注意する5つのポイント|カー ...

 

FF車(前輪駆動)とFR車(後輪駆動)の特性を理解する事は当然ですが車に搭載されている「スノーモード」をONにしたり、カーブではしっかりと減速し加速時は踏み込みを一定に保ちながら慎重にハンドル操作をしましょう。登り坂ではアクセルを一定にし、下り坂では速度に注意しスピンを起こさないブレーキングをお願いします。また左側には除雪された雪や見えない側溝があるので中央寄りで走行しましょう。極寒地ではサイドブレーキが凍結する恐れがあるので「P」レンジに入れておきサイドブレーキはかけない選択肢も考慮しましょう。

雪にタイヤが埋まって出られなくなったら

車をゆっくり前後に動かして、タイヤ周辺の雪を少しづつ踏み固めていきます。運転席のマットや板など硬いものを敷く工夫もしてみましょう。駐車時はマフラーが雪に埋まらないようにする事もプロドライバーなら考慮すべきです。それでも脱出が難しい場合は契約保険会社やJAFに連絡しロードサービスを呼びましょう。

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雪道走行後の洗車

雪道走行の後は車のケアも必要です。雪道に散布されている「凍結抑制剤(塩化ナトリウム)」や「融雪剤(塩化カルシウム)」に含まれる塩分はサビを発生させる原因になります。特に「車両の下回り」や「タイヤハウス」「フェンダー」は入念に洗うことをお勧めします。

地球温暖化と言えども毎年数回はドカ雪に見舞われます。気象情報などにアンテナを張り慎重な運行をお願いします。

今年も残りわずかとなりました。年末年始のご挨拶で慌ただしく且つ渋滞でイライラした日も多いと思いますが、焦らず、慌てずに「安全・安心・快適」な走行をお願いします。

お体にご自愛いただき、良いお年をお迎えください。

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